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Category Archives: 琵琶読本
[琵琶読本] 音階と余韻
音階と余韻 いかに「間」が大切であると言っても「手かず」のない所に「間」はあり得ないのだから「間」を覚えるには「手かず」はもちろん覚えるに決まっているが、さて、「手かず」と「間」とを覚え込んだら次には「音階」に充分な注 […]
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[琵琶読本] 弾法を完全に覚える近道
弾法を完全に覚える近道 まず、弾法は「手かず」、「音階」、「間」、「音の強弱大小」と、これらのものが具合よく配合されなければならない。しかし最初から全部のものを覚え込める人はめったにない。 私は今日まで気をつけている […]
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[琵琶読本] 絃の締め方
絃の締め方 薩摩琵琶の弾き方は、押し干すなわち弦を指で締めて音階を作るのであるから左の手の指は音階の製造元である。 さてその指で弦を締めるには、指を浅くかけるのである。つまり指の先を使うことになる。指を深くかけて関節 […]
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[琵琶読本] 撥使い
撥使い 大概の人の様子を見ていると、極初歩のうちは左右両手の動きが自由になるように苦心しているが、少しできかけると右手ーすなわち撥を持つ方が一足先へ自由に動くようになるようである。 ところが、右手がやや自由に動くよう […]
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[琵琶読本] 撥を当てる場所
撥(バチ)をあてる場所 ご覧の通り、琵琶の腹板すなわち表面には上部に一本、下部に一本、合計二本の筋が入っている。この筋と筋の間を「撥面」といって、人によるとここへ種々な蒔絵などをして飾る。これはまことによいもので昔から […]
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[琵琶読本] 姿勢
姿勢 調子が合ったら次は弾き方であるが、順序としてその前に弾く時の姿勢について述べよう。 座り方は正身端座、すなわち真面目に座るのである。かの殊更に肩ひじ張って後ろに反り返ったり、無理やりに猫背にしたりするのはよくな […]
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[琵琶読本] 弦を伸ばす時の注意
弦を伸ばす時の注意 薩摩琵琶の弾き方は他の楽器と異なり、大部分は「押し干」と称して弦を締めて弾く。つまり柱と柱の間を押さえ絞って音階を作る。それが為に伸びやすい。伸びればそれだけ調子に狂いができるわけだ。そこで調子を合 […]
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[琵琶読本] 調子及び柱
調子及び柱 薩摩琵琶には、図に示すが如く「柱」が四つある。柱のことを俗に「コマ」ともいう。 一番上段にあるのを「上段の柱」または「上段のコマ」という。別に「大干の柱-またはコマ」ともいう人もいるが、どれでも仲間には通 […]
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[琵琶読本] 武将と琵琶
武将と琵琶 天徳了伯が琵琶を聴いて潛然(さめざめ)と泣いたのはあまりに有名な話だ。 上杉謙信も琵琶を聴いて泣いた。彼の聴いたのは源三位頼政であったが、聴後に彼は御先祖八幡太郎義家は、宮中の怪を退治するのに僅かに弦をを […]
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薩摩琵琶の歴史の梗概(最終回) 町風琵琶〜帝国琵琶〜近代琵琶へ
町風琵琶 こうした時代に、琵琶にも一派が生まれた。それは町風琵琶というのである。 茲(ここ)に徳田善兵衛という琵琶にかけては甚だ堪能な侍がいたが、これが主家を浪人して町へ下った。 薩摩ではご案内の通り、豊臣秀吉と戦争した […]
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