Monthly Archives: 7月 2017

[琵琶読本] 師を選べ

 「選」という字は、「己」という字を二つ並べてその下に「共」を書いて「辶」すなわち「道」と書いてある。  「己」という字が二つあるのは「自分」と「他人」という意味であって複数なることを表現しているのである。そしてこの複数 […]

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[琵琶読本] 明治大帝と薩摩琵琶

わが国の薩摩琵琶界に於いて最初の御前弾奏者  申し上げるも畏きことながら  明治大帝には、薩摩琵琶に深くご趣味を御持ち遊ばされた。私は今そのことを謹んで申し述べたいと思う。 頃は明治十五年五月九日 明治大帝には市外荏群( […]

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愛知春日井の人身御供伝説 十五の森

今を去ること500年ほど前のこと、愛知春日井地方にある庄内川のたもとに十五才の少女が生きたまま埋められました。明応三年(1494)のことです。川がが毎年のように氾濫して多くの農民が被害に遭い、困っていたところ偶々ここを訪 […]

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[琵琶読本] 雲右衛門の偉かった点

桃中雲右衛門*の逸話は沢山ある。私は今日までいろいろな話を聴いたり、本によって知った、あるいは雲右衛門が筑後川の向こう河岸に人を立たせておいてこちらの河岸から語る声が向こう岸まで届くように声を練ったとか、その他緒処に於け […]

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「吉村岳城 琵琶読本」序

序 その主義の善悪は別として、アジアでは百姓も商人も軍人も役人も、そもアジアの国民という国民は皆ことごとく同主義の尊奉者たらしめるべく全ての機関を活用し、些さやかたりとも之に反する者に対しては極端な刑を課している。

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錦心流婦人錦穰團一門制定(大正15/昭和元年)

大正15年、錦心流内に婦人錦穣団が編成、機関誌にて左記の様な玉衣、楽器(錦琵琶)、見台が発表されました。のちにこれが母体となって錦琵琶宗系〜錦琵琶となります。

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