Monthly Archives: 9月 2017

[琵琶読本] 弾法の用途

弾法の用途  弾法は節によって用いるものか、文句によって用いるものか、またはなにか他に用途があるのか、ということを諸君と共に考えたい

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開都五百年記念大東京祭 琵琶演奏会

昭和31年10月3日、太田道灌の江戸城築城500年を記念して東京都が大々的に行った催し、琵琶人も参加して演奏会が行われました。 前列左から3人目が原島旭粧さん、5人目が水藤錦穣先生、7人目が初代山元旭錦先生、右端が伊藤岳 […]

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[琵琶読本] 弾法の役目

弾法の役目  前段にも述べたとおり、弾法は女房である。女房は奥方ともいうし、内室とも、内賓ともいうから、何でも奥の方の係違いない。  ところが弾法の得意な人は、往々にして亭主役たる歌をして立場を失わしめるような弾き方をす […]

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[琵琶読本] 歌と弾法との関係

歌と弾法との関係  歌と弾法とは、一口にいえば夫婦関係である。歌が夫、弾法が妻である。しかし夫婦関係といっても、世間にあるところの「女房がいないと不便だから女房を」とか「どうせ一人では具合が悪いから亭主を」というようなま […]

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作詞家 牛沢襄二

牛沢襄二はしぐれ曽我やうつぼ猿など、後に名曲と呼ばれる題材を錦琵琶に提供した作詞家です。本業は海運業。

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[琵琶読本] 弾法練習の時の心得

弾法練習の時の心得  弾法を練習する際には、必ず前後に歌があると観念して練習すべきである。例えば「切り」の手を練習する場合は前の歌の文句を受けて、また直ぐ後ろへ「大干」の節が来ることを観念して練習するのである。  更にも […]

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[琵琶読本] 弾法譜本を利用せよ

弾法譜本を利用せよ  極めて小部分の人ではあるが、「弾法譜本を用いるのは実力の点では考え物である」と言って用いない人がある、しかし私はそうは思わない。これは、その本を用いる人の考え次第であって、一口に一蹴し去るべきもので […]

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[琵琶読本] 弦を惜しむ損害

弦を惜しむ損害  弦が古いと美しい音色が出ないのは当然である。こんなことは誰にでも分かりきっているが、それが為に下手になったり、あるいは進歩が遅れたりすることを考えている人ははなはだ少ないようである。

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宗家錦穣の実兄 中村櫻統

中村櫻統[1903-1960] は、宗家水藤錦穣の八歳年上の実兄です。本名清一、父親の影響で幼少時より語り芸、浪曲講談、新内、清元、常磐津等を広く嗜み、商業高校在学中に聞いた錦心流村谷谿水師の捨兒に感動し、即刻入門。禹水 […]

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浅草寿司主催奥多摩琵琶会御一行 (昭和41年)

昭和30-40年当時いつも錦琵琶をご後援くださった浅草寿司(品川区小山)様。ある時、社長さんが奥多摩の実家に美味い寿司と琵琶をご馳走したいと錦穣先生と懇意の演奏家を連れて行ったことがありました。公の演奏会ではありませんが […]

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