作詩家 秩父嘯風

秩父嘯風(ちちぶしょうふう)、戦後から病没するまで錦琵琶水藤錦穣を陰から支えた応援者、水藤錦穣の楽曲に挿入される吟詠を作詩した。例外として唯一琵琶歌“中山安兵衛(高田の馬場の駆け付け)“がある。 本名 田島菊次 職業 弁護士 昭和37年没

曲垣平九郎
石磴馬を踊らして一鞭雄なり 三百の諸侯夢中に仰ぐ
愛宕山頭春未だ老いず 銀鞍独り輝く落花の風

扇の的
與一宗高歳十七 鏑の矢に懸くる百年の命
屋島の風勢源平を弄ぶ 忠誠天に通じて万雷の喜び

新撰組
鴨川橋畔月光に満つ 忽ち起る勤王佐幕の闘い
悠久の大義憂国の叫び 虎徹の一閃電撃の如し

大高源吾
多年の艱難今日ぞ報ゆる いざ泉下に到て 亡君に見(まみ)えん

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